MTV JAPAN広報部部長 片岡英彦さん
vol.17 2004.12.01
人と人がある限り。
MTV JAPAN広報部部長
片岡 英彦さん

人と人がある限り。

MTV JAPAN広報部部長片岡 英彦さん

人と人とをつなぐもの。コミュニケーションとはどういうものなのか。

今回はMTV JAPAN広報部部長の片岡さんにお話を伺いました。広報とは無縁の方もコミュニケーションとは無縁ではないはず。

ぜひ最後まで読んでみてください。きっと新しい気づきがあるはずです。

 

VATE:片岡さんは学生時代、将来どのようなことをやりたいと思われていましたか?

 

正直なところ、「何かになりたい」という確固たる思いはなかったです。ただただ自分が「学生である」ということが嫌でたまらなかった。高校時代にブラスバンド部でしたが、演奏よりも演奏会の運営に興味があったり、漠然と給料や待遇よりもイベントやミュージカルなどのプロデュースみたいな「面白い」仕事をしたいという気持ちだけはありました。

 

VATE:大学での4年間はどのように過ごされましたか?

 

最後の1年以外は何もしませんでした。授業にも出ないし、アルバイトもしない。本当に何もしなかった。下宿に風呂がなかったので、起きたら洗面器とタオルをもって銭湯に行き、近所の人と世間話をしてました。

 

VATE:最後の1年は?

 

自由であることに飽きて、行き当たりでポルトガルに行って、長期間帰ってこなかったり、ママチャリで京都から神奈川まで帰省したりしてました。すごい爆発力でした。そして親戚のつてで国会議員の秘書というか書生のようなことをさせてもらうようになりました。永田町の議員会館で政治の勉強をする毎日でした。

 

VATE:どのような議員さんだったのですか?

また秘書してどのような仕事をされてたんですか?

 

閣僚経験も多いベテランの議員でした。秘書としては陳情に上京した地元の市長や町長のご接待、農林省や大蔵省を陳情団を案内して回ったり。たまに公用車で国会や役所に出入りすると、守衛の人は必ず深深と頭をさげてくれましたが、議員には「君にではなくて”車”にお辞儀をしているのだから、勘違いしないように。」と必ず守衛さんにお辞儀を返すように教えられました。