金沢21世紀美術館館長 秋元雄史さん
vol.23 2009.06.01
美術の中心を生きる。
金沢21世紀美術館館長
秋元 雄史さん

 

VATE:秋元さんのすごいもの、ってなんでしょう。

 

一つはものとしてのすごさ。歴史的にみても素晴らしい、時代を超えてしまうクオリティの高さというのが頭の中に一つあると思うんですよね。もう一方で、その時代の中にあっては、ある社会教育装置的な側面をもった施設のイメージがあるんですね。その二つが結び付いた「場」みたいなものが出来たら面白いなと思いますよね。

 

VATE:それが廃村で実現できたらおもしろいですね!

 

廃村になった所、誰もいなくなった所を一から作るのって面白いと思うんだよねぇ。一回消滅したところから、ゼロからまったく違う村が出来上がっていくという状態というのは、これは絶対面白いんじゃないかと(笑)。こう、時代に刃向かうようなことをやってみたいというか(笑)。そういうのをすごく思いますね。

 

VATE:長時間楽しいお話を本当にありがとうございました!今後のご活躍も期待しています!