artlessオフィス

VATE:いまは法人化されて、会社をおこされたわけですが、それも自然な流れだったんでしょうか?

でもさすがに会社となるとそれなりの決意というか決断があったんではないですか?

 

会社にしたのもそういう流れになってきたからって感じです。プロジェクトが大きかったりすると、個人にはなげにくいんですよね。やっぱり。あと、ギャランティが手形で、個人だと、手形が割れないとかそういうことがあったりして、会社にする時期なのかなというのを感じたのでしました。

なんか、いい流れってたまにあると思うんです。自分を導くというか、いい流れがたまにくると思うんです。それを感じれるか感じられないかが、結構大事なんじゃないかと思っています。

 

VATE:なるほど。そういう大きな流れを幸運にも感じられたわけですよね。

だから迷いとかそういうものが無かったということでしょうか。

法人化していままでと何か変わりましたか?

 

法人化したからといって、今までのスタイルは何も変えてないです。変えたくないと思ってます。ちょっと、今までよりしっかりとお金の勘定や事務的なことをしなくてはいけなくなりましたが。

今、ボクを含めデザイナー2人とプログラマー1人でやってるんですが、基本的に自由に堅い規則とかはなく、みなフリーランスをしていた人たちなので、その感覚をなくしてほしくないということもあり、仕事は、自分でとってくる。ちゃんと仕事量に見合ったギャラ。(ほぼ、歩合制(笑))

みなが一人立ちしていて、クライアントがデザイナーを指定してくるような感じにしたいと思っています。

 

VATE:デザインユニットみたいなものは、それこそ星の数ほどあって、みんなすぐにコラボレーションなんて言ってみたりしてますがartlessがここに至ることが出来た理由ってなんだったんでしょう?

 

まだ、ここに至ることが出来たっていうほどの所ではないと思いますが、こうしてデザインで食べれて、何かを一緒にやれてるのは、人との出会いとか、いいきっかけとか、大切に思えたってこと。とりあえず、やりたいことにトライしてみたということだと思います。とても幸運だと思います。

デザインユニットというほどのクリエイションのコラボレーションはあまりしてないかもしれないです。個々が一人一人で動いてるし、個々のスキルも違うし、個々のクリエイティブの価値観も違うし。

なにかやりたいというボクの欲求に(エキシビジョンとか)巻き込まれてくれる仲間がartlessなんだと思います。しょうがね~な~って(笑)。